コイノニアニュース

喀痰吸引1号2号研修・資格取得と、叔父の話

資格取得と叔父のこと

美江の、個人的なお話し。

喀痰吸引1号2号研修が修了。資格取得となった。
ちょうど年末に、コイノニアに入所している私の叔父が肺炎を起こしたので、早速、技術を活かすことが出来た。
今も叔父は上手く排痰できないので、すぐに対応出来て安心。
そもそも身内に吸引するのに資格はいらないのですが、住人の中で必要な人がいた時にすぐに対応できるよう、技術向上のために練習させてもらっている❤️
ありがとう、おじちゃーん♪

幼い子供みたいな私の叔父。

本当に可愛くてスタッフたちは叔父には、あまあま、デレデレ。笑。
訪問看護師さんにも可愛がられている。
叔父はもともと北海道の大型の障害者施設に青年期から40年位入所していた。
私がコイノニアで働き始めて以降、叔父のいる北海道の施設内部を見学したことがあった。
そこは、施設に入る時の扉にぐるぐるにチェーンがかかっていた。そして叔父の殺風景な部屋は、人が住む部屋というよりも『収容されている』という印象だった。職員の方はみなさん優しそうだったが、叔父の命が管理されていることに違和感を感じ、これはいつか連れてこなければ。
と感じたことがコイノニアに連れてくるきっかけになった。
はじめは渋っていた私の父だったが、私の想いが伝わり協力してくれて、主人と一緒に北海道に行って、叔父を連れて来てくれた。
それが11年前の話。

本当に叔父の人生は変わった。

コイノニアに連れて来て、本当に叔父の人生は変わった。
私にとって大きな決断だったが、本当に連れて来て良かったと思う。
今は本当に幸せそうな叔父だ。
というか、叔父をみてみんながニコニコ笑って愛情を感じているスタッフの姿をみると、重度知的障害と自閉症を持っている叔父にも立派な役割があるんだなと改めて気付かされた。
幼い頃から可哀想な子、と言われた人が
みんなの癒しとなり愛を引き出す力を持っている。
あの時、強引だったかもしれないけれど、こっちに連れて来て大正解だと何年経っても思う。

職員×『利用者の家族』

私は職員でもあるけど、『利用者の家族』でもある。家族の視点でもコイノニアをみることができるのだが、やっぱりコイノニアは素敵な所だなと思う。
ここは言葉にならない声をひろいあげ、本来のその人らしさを大切にしていく所なんだ。そう思えるのも本当にここにいるみんなのおかげだ。
ありがとう!
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